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桶川市の木桶で仕込む坂巻醤油さんへ蔵元見学②
こんにちは。
TOROto コスモキッチンの管理栄養士の星野です!
今日はとても寒いです!(本日7℃、前日16℃)寒の戻りも良いところです。。。
そして今雪が降り始めました。。。
本日は前回の坂巻醤油さんの蔵元見学の後編をお伝えいたします!!!
前回は、大きな機械に蒸した大豆、炒った小麦、麹菌を入れるところまでお話しました。
ここの醸し時間は3日間だそうです。(かもすぞ~byもやしもん)
晴れて醤油麹になったものは、
THE・醤油屋さんといった感じがします。見たことあります。
この木桶に入れられます。そして、食塩水と混ぜ合わせるのです。
醤油麹 + 食塩水 = 諸味(もろみ)
醤油麹は食塩水と混ざることにより名前変わり、諸味(もろみ)となります。
写真の右端に、ここの4代目小野さんの腕が見切れているので大きさがなんとなくわかりますか?
この桶は2m40cm(八尺というそうです)もあります!
ジャイアント馬場が手を伸ばしたぐらいの大きさかと思われます。
ここの木桶の部屋に入った途端、とってもあまーい、めんつゆのような香りがしたのです😍
木の香り、醤油麹の微生物がこの香りを作り出しているのか??
また、この木桶ですが、容量はどのぐらいでしょうか?
大豆は
2トン
小麦は
2トン
食塩水は
6000L
入るそうです。
全く想像がつきません。
ピンとこないのですが、とにかく「トン」はすごい、という感覚はあります。
余談ですが、
木桶、いまは作ることのできる職人さんが存在していないそうで、
修理ができないため、緩くなってしまった木桶の「たが」は鉄のワイヤーで桶を締めているそうです。
※「たが」とは、木桶の周りに巻いてある、しめ縄のようなもののことです
この木桶に入れて、
1年寝かします。
お醤油、1年かかります!!!!!
1年たったら、絞られて、坂巻醤油は完成します。
スーパーに売っているお醤油は大豆の油を搾った後の脱脂加工大豆使用して
醤油麹を作り、諸味に酵素を添加して1~2カ月でお醤油に作り上げます。
酵素の添加、脱脂加工大豆を使用すると、6倍も速くお醤油を作ることができるのです。
おうちに帰ってお醤油のなめ比べ、してみました。
ヤマサ 有機丸大豆の吟選しょうゆ・・・・・・まろやかで角がない、深い味わい。
坂巻醤油・・・・・深みも感じるが、キリっと強い味わい。塩味も強い。
率直に、ヤマサもなかなかにおいしい!と感じました。
しかし、醤油はそのままなめるためのものではない、と思い
小松菜のお浸しを2つの醤油で作ってみました。
お料理に使うと、印象が変わります!
ヤマサ 有機丸大豆の吟選しょうゆは、
まろやかな分、食材の味に負けています。
でも甘味は感じます。馴染みのある味です!
坂巻醤油は、
小松菜と対等にタッグを組んでいます。
食材の味がお醤油のパンチによってわかりやすくなります。
お醤油一つとっても、こんなに味が変わるのか、、、と感じました
ますます、お料理の奥深さを体感しました。
普通のお醤油と風味が違う、パンチのあるキリっとした、こだわりの坂巻醤油。
コスモキッチンで体験してほしいです・・・💕
と、長くなりましたがこれで坂巻醤油さんの蔵元見学レポは終わりです★
醤油ジェラートも作られていました。
ナッツと醤油は合います!!!
また次回、木桶のことで
サラリと番外編も書いちゃいます!
ありがとうございました!!!!